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かぎ針編みの編み図の読み方

かぎ針編みの編み図は、どの目をいくつ、どの順番で編むかを短い記号で示した指示書です。読むときは上から下へ進みます。まず難易度、ゲージ、材料を確かめ、それから番号のついた段をひとつずつたどります。「sc」(細編み)のような短い記号は、略語の一覧を使って実際の編み目に置き換えます。記号と、かっこや繰り返しのいくつかの決まりを覚えれば、文章で書かれた編み図はたいてい楽に追えるようになります。

略語はどういう意味ですか。

米国式の編み図はたいてい、編み目を短い記号で書きます。よくできた編み図には必ず一覧がついているので、一度に全部覚える必要はありません。

「dc in next 3 sts」とあれば、次の3目それぞれに長編みを1目ずつ編むという意味です。

  1. ch: くさり編み
  2. sl st: 引き抜き編み
  3. sc: 細編み
  4. hdc: 中長編み
  5. dc: 長編み
  6. tr: 長々編み
  7. st / sts: 1目、複数の目
  8. yo: 針に糸をかける
  9. inc / dec: 増し目、減らし目

米国式と英国式の用語はなぜ違うのですか。

ここで多くの初心者がつまずきます。米国式と英国式の編み図は同じ言葉を別の編み目に使うので、呼び名がひとつずつずれています。米国式の細編みは、英国式では double crochet と呼ばれます。

始める前に、その編み図がどちらの方式かを確かめてください。ほとんどの編み図は冒頭に書いています。「gauge」ではなく「tension」と書かれていて、どこにも single crochet が出てこないなら、英国式の可能性が高いです。

  1. 米国式 single crochet(sc)= 英国式 double crochet(dc)
  2. 米国式 double crochet(dc)= 英国式 treble crochet(tr)
  3. 米国式 half double crochet(hdc)= 英国式 half treble(htr)

アスタリスクとかっこは何を表しますか。

編み図は、同じことを何度も書かずにすむよう記号を使います。

繰り返しの部分は、まずゆっくり一度読み、それから編みながらもう一度読みます。声に出すと頭に入りやすくなります。

  1. アスタリスク(*)は繰り返す範囲の目印です。「*2 sc, 1 dc; repeat from * 4 times」は、その一続きを指示どおりにもう一度編むという意味です。
  2. 角かっこ [ ] や丸かっこ ( ) は、同じ場所に編み入れる目や、まとめて繰り返す目をくくります。「[2 dc, ch 1] in next st」は、その全部を同じ目に編み入れるという意味です。

かっこの中の数字は何を表しますか。

段の終わりには (12) や (24 sts) のように、かっこ入りの数字がよく書かれています。これが目数です。その段を編み終えたときに何目あるべきかを示しています。

先へ進む前に、いったん手を止めてその数字と照らし合わせましょう。11目しかないのに編み図が12目と言っているなら、10段ほどいてやり直すかわりに、いま1目分を直せます。

編みかけの位置を覚えておくことがいちばん効いてくるのがここです。手押しのカウンターでも、段数を数えてくれる Worsted のようなアプリでもかまいません。長い部分や同じ動きが続く部分で、見失わずにすみます。

輪に編むのと往復に編むのは何が違いますか。

往復編みは、マフラーのような平らな作品を行ったり来たりしながら編みます。段の終わりで編み地を返します。

輪編みは円を描くように編み、帽子、グラニースクエア、あみぐるみでよく使います。ふつうは編み地を返しません。編み図では「Row 1」や「Round 1」(ときに「Rnd 1」)と書き分けられているので、どちらなのかを確かめてください。輪編みでは、段の始まりを示す段数マーカーから始めることがよくあります。

ゲージと難易度はなぜ大事なのですか。

ゲージは、推奨の毛糸とかぎ針で編んだとき、4インチ四方に何目何段入るかを示します。ゲージが合っていないと、編み上がった帽子やセーターの寸法がずれます。大きな作品に取りかかる前に、小さな試し編みをして測ってください。

難易度(初級、やさしい、中級、上級)は、出てくる編み目についての率直な予告です。初級の編み図はくさり編みと細編みの範囲におさまります。いまの自分に合うものを選びましょう。

編み図の1行はどう読みますか。

1行を取り出して読み解いてみます。

Row 4: ch 1, turn, *sc in next 2 sts, 2 dc in next st; rep from * across (20)

身につけるべきことはこれで全部です。略語の一覧を読み、段を順にたどり、繰り返しに気をつけ、編みながら数える。編みかけの位置を覚えておき、目数を確かめていけば、残りは編み図が導いてくれます。

  1. くさりを1目編み、編み地を返して新しい段を始めます。
  2. 次の2目それぞれに細編みを1目ずつ編みます。
  3. 次の1目に長編みを2目編み入れます(増し目)。
  4. アスタリスクのついたひとまとまりを、段の端まで繰り返します。
  5. 目数を数えます。20目あるはずです。

編んでいる間、場所を見失わないように。 Worstedは段数を数え、編み図のどこまで進んだかを正確に覚えています。かぎ針編みにも棒針編みにも。

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