学ぶ / 米国式と英国式のかぎ針編み用語の対応表
米国式と英国式のかぎ針編み用語の対応表
米国式と英国式のかぎ針編みの編み図は、同じ言葉を別の編み目に使い、呼び名がひとつずつずれています。米国式の single crochet は英国式の double crochet です。米国式の double crochet は英国式の treble です。編み目そのものは同じで、動くのはラベルだけなので、対処法は最初の1目を編む前に、その編み図がどちらの用語で書かれているかを知っておくことだけです。
米国式と英国式の用語はなぜ違うのですか。
ふたつの流儀は、数えているものが違います。米国式の呼び名は糸を引き抜く回数を数えるので、いちばん低い編み目が「single」になります。英国式の呼び名は関わるループの数を数えるので、同じ目が「double」と読めるわけです。
どちらが間違いというわけでもなく、どちらもなくなりません。その結果として、かぎ針編みの作品が思った風合いにならない原因のうち、いちばんよくあるものが生まれます。言葉は正しく、編み目が違う編み図を編んでしまうのです。
棒針編みにこの問題はありません。表目、裏目、そしてその減らし目はどこでも同じ意味なので、これはかぎ針編みだけの落とし穴です。
米国式から英国式への対応は全部でどうなりますか。
この一覧は技法の違いではなく、翻訳として読んでください。どの行も、ふたつの名前で呼ばれた同じ編み目を説明しています。
一度見れば覚え方は簡単です。米国式の名前は、英国式の一覧ではひとつ上の段に移ります。上端で相手のいない米国式の名前は引き抜き編みだけで、これは自分の名前をそのまま保ちます。そして決して変わらない唯一の編み目がくさり編みです。
- 米国式の「chain」(ch)は英国式でも「chain」(ch)です。名前も編み目も同じです。
- 米国式の slip stitch(sl st)は英国式でも slip stitch で、ss と書かれることがよくあります。
- 米国式の single crochet(sc)は英国式の double crochet(dc)です。みんながつまずくのがこれです。
- 米国式の half double crochet(hdc)は英国式の half treble crochet(htr)です。
- 米国式の double crochet(dc)は英国式の treble crochet(tr)です。
- 米国式の treble crochet(tr)は英国式の double treble(dtr)です。
- 米国式の double treble(dtr)は英国式の triple treble(trtr)です。
- 米国式の sc2tog は英国式の dc2tog です。動きはまったく同じです。
- 米国式の「gauge」は英国式の「tension」です。同じ測り方で、言葉だけが違います。
どちらの用語かはどう見分けますか。
ほとんどの編み図ははっきり書いています。たいていは冒頭の材料一覧のそばか、略語の一覧の上です。何よりも先に「US terms」か「UK terms」と書かれた行を探してください。
書かれていないときは、かわりに略語の一覧を読みます。すぐに答えが出ます。
- 一覧に sc があれば米国式です。英国式の編み図に single crochet は存在しません。
- 一覧でいちばん低い編み目が dc なら英国式です。
- htr があれば英国式、hdc があれば米国式です。
- つづりも手がかりにはなりますが証拠にはなりません。「colour」「gramme」「tension」は英国式寄り、「color」「yard」「gauge」は米国式寄りです。
- 毛糸の太さの呼び方も手がかりです。Aran と 4 ply は英国式の言い方、worsted と sport は米国式の言い方です。
用語を取り違えるとどうなりますか。
それでも編めてしまうところが、この間違いを見逃しやすくしています。ただ、高さが違い、落ち感が違い、たいていは寸法も違って仕上がります。
英国式の編み図を米国式のつもりで読むと、どの目も想定より背が高くなるので、編み地はゆるく透けた感じになり、仕上がりは大きくなります。米国式を英国式のつもりで読むと逆で、詰まって硬く、小さくなります。
見分けの手がかりは、たいてい最初の数段です。やわらかく落ちる編み地のはずなのに、手元のものが鍋つかみのように感じるなら、これ以上ほどく前に用語を確かめてください。
編みながら読み替えることはできますか。
できます。短い編み図なら、実際かなり手早くすみます。手元の写しの上に対応表を書いておき、略語が初めて出てきたところで読み替えていきます。数段も編めば、もうメモを見なくなります。
読み替えるときは2点に注意してください。立ち上がりのくさりは編み目の高さで変わるので、英国式の treble には米国式の double crochet と同じ立ち上がりが必要で、それより高いものではありません。そして目数は決して変わりません。1段の目数は、どちらの言葉でも同じだからです。
そもそも読み替えたくないなら、作品ごとに米国式か英国式かを一度設定しておくと、以後すべての略語を選んだほうの体系で読めるアプリもあります。段の途中で読み替える手間がなくなります。
編んでいる間、場所を見失わないように。 Worstedは段数を数え、編み図のどこまで進んだかを正確に覚えています。かぎ針編みにも棒針編みにも。
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